「価格設定」で見落としがちな「手間ひま」の価値

農業経営での気づき

あなたが
商品やサービスを販売し

購入されたお客さまの
お手元にその商品や
サービスが届き

お客さまが
実際にそれを
使えるまでになるには

一体何が必要ですか?

そして

あなたが無意識に
見落としているものは
ありませんか?

今日は起業してから
最も頭を悩ませた

【価格設定】の後編
について書いていきます。

 

高知県にあるお酒と歴史の町・佐川町で
【愛、無限大】をテーマに

大空と大地のエネルギーを
トマトを通してあなたに繋ぎ
輝く人生を応援する

「運気が上がるトマト」
織田トマトの織田茜です!

 

そもそも

なぜ

私たち夫婦が
価格設定に頭を悩ませる
ことになったのか?

それは

昨日のブログでも
書きましたが

就農当初は
収穫した農産物の大半を

地域のJAさんに
出荷するつもりで
就農した私たちは

自分たちが
育てた農作物の

「価値」や「価格」を

JAさんの規格や単価
を基準にして
判断するクセ

がついてしまって
いたからなんです。

農作物を直販する時に最も頭を悩ませたこと。それは「適切」な「価格設定」です。
価格ってその商品やサービスを販売している自分がどのくらいその商品を信頼しているのか、それを写す鏡なのかも、なんて最近は思っています。

そして

もうひとつ

私たちが価格設定する際に

超えなければならない
ハードルがありました。

 

ところで

私たちの地域の
JAさんでは

トマトはコンテナで
集荷場に持っていけば

後はJAさんが
各お取引先さまへの
発送までをやってくれます。


JAさんに出荷する時は、こんな風に軽トラにコンテナを積んで、コンテナのまま集荷場に出せば終了です

 

それは

例えば

トマトをJAさんの規格
(サイズや糖度別など)
に細かく選別したり

箱に詰め合わせたり

トラックを手配して
積んで発送する

といったことです。

その分

選別の代金や
運送賃

などが農作物の代金から
引かれるようになっています。

 

また

JAさんが県内外に
発送した後も

仲買いさんや
小売りの方などが

間に入って

最終的に
消費者の元に
届けられます。

たくさんの方々の
存在があって
各地の消費者の方々の
元に届けられるので

川上のポジションにいる
生産者の作物の単価は

みなさまが思っている
以上に低いのが現状です。

 

そして

それは

農家である
私たちにとっても

本来なら
販売までの過程で

自分たちが
やらなきゃいけないことを

たくさんの存在が
介在して
代わりにやってくれている

のだから

恩恵を受けている
部分であり

その分
単価が低いのは

ある意味当たり前なこと
でもあると思っています。

 

じゃあ

これが
JAさんに出荷
するのではなく

直販だったらどうなのか?

 

JAさんに預けてから
お客さまのお手元に
届けられるまでの

「全て」を

自分たちがやる
ということなんです

そして

それこそが

価格設定をする際に
私たちにとって

もうひとつのハードル
となったものでした。

 

そう

それは

自分たちの

労力や手間ひまを

どう価値づけし
価格に反映するのか

ということです。


当たり前すぎてついつい忘れがちですが、農作業やトマトを選んで詰め合わせるといったことも「労力」なんです

 

実際のところ

トマト農家になって
初年度は

「原価」さえも
頭にありませんでしたから

このような労力を
価格に反映することを

全く意識すら
していませんでした。

2年目、3年目になると

「原価」については
意識するようになったけれど

今になって思えば

原価についても

トマトを植えて
発送するまでに
かかった資材の金額

という意識でした。

 

だから

苗代や肥料や紐やクリップ
箱や緩衝材などの
買ったものについては

原価として金額を
出したけれど

自分の労力は
目に見えないからこそ

金額に換算することも
していませんでした。

しかも

自営業なんだから
自分がそれをやるのは
当たり前だし

直接お客さまに
お届けできる分

介在する業者さん
などがいなくなるわけで

「その分もっと
価格を安くしなくちゃ
いけないんじゃないか」

とすら思っていました。

 

人を雇用したら
労働の対価として
お給料をお支払いしますよね?

だけど

それを自分がしたら
コストがかかってない
と思ってしまっている。

だけど全くそうじゃないんです

自分が関わった
労力や時間だって

原価の一部なんです!!

 

そう

人は自分のこととなると

なぜか随分と価値を
低く見積もってしまう

 

そのことにやっと
意識が向くようになったのが

4年目を迎えるころでした。

そして

それと同じくして

もうひとつ
やっと意識が
向くようになった
ものがありました。

 

実は私たちは
以前から

ちゃんと儲かってる?
損してない?

ってお客さまから
よく聞かれてたんです(笑)

これこそ

ビジネスの根幹
なんですよね。

事業は利益を
出してこそ
存続できるんです

 

当時は

なんでそんな風に
お客さまから
声をかけられるのか

夫婦そろって
ちっとも分かって
なかったんですが

お客さまからすると

品質と金額が
アンバランスだと
感じられていたようです。

しかも

普段からわりと
食にこだわっていて

品質の良いものを
好まれるお客さまにこそ

そのような言葉を
かけていただいていました。

 

今になってみると

そのお客さま方の
なんというか
親心のようなやさしいお気持ち
に感謝でいっぱいですし

お客さま方が
当時の私たちに対して
心配されていたことが
ものすごく分かります(笑)

 

そんな自分たちの
試行錯誤と

お客さま方からの
愛ある助言によって

価格設定というのは

・原価

・労力の価値づけ

・利益をきちんと出す

という視点があってこそ

適切にできるんだ

と、やっと気づけたんです。

細かく言えば
他にも注目するべき部分は
あるのですが
今回は省きます。

 

そうして

4年目のトマトを
販売する時には

私たちは
この3つを意識した

価格設定にチャレンジ
しました。


4年目のトマトたち

 

まだまだ

これからも
価格設定で

私たちが悩むことは
出てくるでしょうが

それでも

やみくもに
悩んでいた頃に比べて

これからは
正しく?悩める
そんな気持ちでいます。

 

お客さまも
自分たちも

笑顔でいられる

そんな価格設定をして
いきましょうね!

 

高知からまごころこめて。

織田トマト

【夫:織田康嗣】
高知県立高知東高等学校卒 

2017年 新規就農してトマトの栽培を始める

幼い頃、週末に父親の実家がある佐川町に、田んぼの手入れに来ていた。
平日はサラリーマンとして働く父親は普段全く笑顔がなかったが、週末の田んぼで汗を流す時だけは、驚くほどとびきりのいい笑顔をしていたのが子ども心に強く印象に残っていた。

高校卒業後は、大阪や東京でコンサートなどの音響スタッフやドラマーとして活動。

東京で長年暮らすうちに、「いつかは故郷に帰りたい」と思うようになり、そんな時に頭に浮かんだのは、かつて父親が楽しそうに田んぼをやっていた姿だった。

「仕事もプライベートも自分の人生をまるごと謳歌する大人を増やす」べく、命の源である食を支える農家になることを決意。

世の大人たちを細胞からエネルギーで満たす生命力が高いトマトを届けようと日々励んでいる。

【妻:織田茜】

中央大学法学部卒 

都内の化粧品メーカーで「肌の専門家」として年間2,000人以上の肌相談に対応。社内外で美容や応対の教育指導にも従事

夫と共に高知に移住し、2017年から夫婦でトマトを栽培している。

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