自分が育ててもらった場の未来に恩返しをしていく

織田トマトの日々

音楽って素晴らしい

自宅のテレビ画面を前に
この言葉を
何度頭に思い浮かべ
心に浮かべ
口にしていただろう。

それくらい
音楽の素晴らしさはもちろん
小曽根真という
音楽をひたすらに
愛する類まれなピアニストと

実力も人気もとてつもない
音楽界のスターと
遜色なく肩を並べ

同じステージで
音楽をとことん楽しむ

ボーダレスな
若い逸材たちの姿を

最初から一瞬の
休みもなく楽しませてもらった
そんなステージについて
今日は書いていきます。

 

高知県にあるお酒と歴史の町・佐川町で
【愛、無限大】をテーマに

大空と大地のエネルギーを
トマトを通してあなたに繋ぎ
輝く人生を応援する

「運気が上がるトマト」
織田トマトの織田茜です!

 

農家になってから
会社員時代のような
曜日の感覚はありません。

それでも

「最高の日曜日だったなぁ。
また月曜日からがんばるぞ」

と言いたくなる

そんな日曜日を
過ごしました。

 

その理由は

ピアノの技量や演奏はもちろん
その人柄でも
多くの方を魅了する
愛されてやまない
ピアニスト

小曽根真さんの
ステージツアーが
開催される日だったからです。


今年の8月まで様々な場所で開催されます

それも

開催場所は

私が独身時代から
大好きな場所

「ブルーノート東京」。

もちろん

まだ今シーズンのトマト
の収穫中でもある中

実際に会場には
足を運べないので

この日はライブ配信
で楽しむことにしました。

 

ブルーノート東京でも
コロナの影響を受けた
2020年から
ライブ配信を行うようになりました。

高知に住む私のような
地方在住の人間にとっては
ものすごくありがたくて
ちょこちょこ利用しています。

小曽根さんのライブ配信も
私にとっては
3度目のブルーノート東京での
ライブ配信でした。

 

今回は

還暦を迎えた小曽根さんが
スタートした

新プロジェクト
「From OZONE till Dawn」
を観客の方に披露される
日でもありました。

それは

このコロナ渦で
お客さま方の前で
演奏する機会を失っている

若きクリエイターや
アーティストたち
にスポットライトを当て

その素晴らしき才能を
音楽を愛するみんなで
育てていこう

というものです。

 

そのとおりに

ライブ前半から
若き才能あふれる
アーティストたちの演奏を

とにかく盛り立てて
お客さま方に魅せていく小曽根さん。

その小曽根さんの気持ちに

そして

素晴らしいピアノ演奏に
応えるように

若き才能の泉から
どんどん溢れ出す演奏が
観客の私たちの
心をぐいぐい動かす

素晴らしい化学反応
の連続でした。

 

しかも

小曽根さんとステージに立った
若き才能のおふたりは

ウクレレ奏者のRIOさん

そして

フルート奏者の片山士駿さん

ブルーノートでも
この楽器の組み合わせでの演奏は

私はこれまで目にしたことがない
ちょっと驚きの組み合わせでしたが

とにかく新しい世界が
目の前に広がるようで

「ジャズ」とか「クラシック」
とかひとつの定義を
当てはめられない

この三人だからこその
世界観だというふうに
感じました。

ライブ中には
2月に亡くなった
チック・コリアの
曲も演奏されたんですが

誰もが一度は
耳にしたことがあるであろう

全世界のアーティストや
音楽好きの人々から
愛された

「spain」

を聴いてる最中に
もう涙が溢れてきて
止まりませんでした。

 

実は

2017年に
このブルーノート東京で

夫が大好きなドラマー
スティーヴ・ガッドと
チック・コリアの
公演が開催されたんです。

夫も私もこの組み合わせでの
来日公演の知らせに歓喜し

居ても立ってもいられない程
足を運びたい衝動に
駆られたんですが

2017年からトマト農家になった
わたしたちにとって

公演日が初めての
トマトの定植日から
間もないこともあり

観に行くことを
断念したんです。

 

「次は絶対に行こうね」
とふたりで言い合って
その時はなんとか諦めました。


独身時代から通うブルーノート東京のメンバーカード

けれど

その後この組み合わせで
公演が開催されることは
二度とありませんでした

 

人の命っていつかは
幕を閉じる。

それは

私もそうだし
他の人だって同じ。

そういうことを
忘れて
ついつい人は

「また次がある」

って思ってしまう。

 

そんな後悔も噛みしめながら

そして
小曽根さんをはじめとする
この素晴らしい才能たちが奏でる

世界が愛したジャズピアニスト
チック・コリアの
名曲を聴いて
感極まってしまいました。

 

今回初披露された
「From OZONE till Dawn」は

13歳の時から
神戸の老舗ジャズバーで
自らのピアノを
観客の前で弾き

世界の名だたる
アーティストたちと出会い
共にステージに立つことで

夢中になって
自らの才能を磨き上げてきた
小曽根さんの

音楽や音楽を楽しむ
全ての人々に向けての
愛が溢れたステージでした。

 

そして

このステージを見ていて

私もゆくゆくは
若い素晴らしい方々を
盛り立てていける

そんなことができたら
いいなぁと感じたんです

 

もちろん

まだまだ小曽根さんは
現役バリバリの
人気ピアニストです。

世代交代するには
早すぎるし

まだまだいっぱい
素晴らしい音楽を聴かせて
いただきたいと多くの方が
思っています。

そんな中でも

自分が応援され
育ててもらってきた
音楽という環境の
輝く未来を
自ら考え

その未来に向けて
行動される姿は
とても多くの学びがありました


ライブ配信が終わりこの画面になってもなかなかこの日の余韻から抜け出せない(笑)

実はこれって
農業にも言えることだと
思うんです。
 

農業って
どんどん就農人口の
高齢者が占める割合が
増えています。

もちろん
體が元気なら
いつまでだって
できるのが
農業のいいところです。

ただ

「自分が」「自分が」
といつまでも
スポットライトの
中心に居座るのではなく

自分も現役で
農業をとことん楽しみながらも

若い方を盛り立てて
光を当てていく。

そんなことが
とても大事なんじゃないかなぁ
と感じました。

 

いや~、音楽って
本当に素晴らしいですね。

 

このブログを読んでくださった
あなたが

何か大好きな曲をふと
聴きたくなっていたなら
とても嬉しいです。

 

高知からまごころこめて。

織田トマト

【夫:織田康嗣】
高知県立高知東高等学校卒 

2017年 新規就農してトマトの栽培を始める

幼い頃、週末に父親の実家がある佐川町に、田んぼの手入れに来ていた。
平日はサラリーマンとして働く父親は普段全く笑顔がなかったが、週末の田んぼで汗を流す時だけは、驚くほどとびきりのいい笑顔をしていたのが子ども心に強く印象に残っていた。

高校卒業後は、大阪や東京でコンサートなどの音響スタッフやドラマーとして活動。

東京で長年暮らすうちに、「いつかは故郷に帰りたい」と思うようになり、そんな時に頭に浮かんだのは、かつて父親が楽しそうに田んぼをやっていた姿だった。

「仕事もプライベートも自分の人生をまるごと謳歌する大人を増やす」べく、命の源である食を支える農家になることを決意。

世の大人たちを細胞からエネルギーで満たす生命力が高いトマトを届けようと日々励んでいる。

【妻:織田茜】

中央大学法学部卒 

都内の化粧品メーカーで「肌の専門家」として年間2,000人以上の肌相談に対応。社内外で美容や応対の教育指導にも従事

夫と共に高知に移住し、2017年から夫婦でトマトを栽培している。

織田トマトの日々
愛∞無限大|織田トマト