目的のためにあえて非効率を選ぶ

織田トマトの日々

目的のために必要なら

あえて非効率なこと
を選んでやる。

そのためには

自分の目的がちゃんと
分かっていることが大事。

今日はそんなお話。

 

「自分を生きる」

と決めたあなたを
大空と大地のエネルギー
たっぷりのトマトで応援する

織田トマトの織田茜です。

 

しないでいい苦労ならしない

そんな言葉から
スタートした
昨日のブログだけど

農業はもっと楽したっていい!
しないでいい苦労ならしない。それはこれからの農業にも大事なことだと思っています。

 

当たり前だけど

必要な苦労

もあるんだよね。

 

そして

目的のためには

あえて

非効率なことを
選んでやる

ってこともある。

 

そんなことを
思ったのは

夫と話していた
時のこと。

 

夫はドラマー
でもありますが

農作業の日も

毎日の練習は
欠かさないし

常に向上心を持って

ドラムと向き合い
続けてる。

そんな夫が

最近
言ってたのが

 

「プロフェッショナルな
ドラマーは

音楽の世界観に
必要なら

敢えて
非効率的な

叩き方をする

 

ってこと。

 

ドラムって

一般的には

力任せに叩くと
體に負担もかかるし

クリアな音に
ならないから

力が抜けた音の出る
効率的な叩き方を

することが
多いらしい。

 

でも

この効率的な
叩き方が

求められる
音楽の世界観

にマッチするかと
いうと

そうじゃないことが
結構ある。

 

夫が大好きな
ドラマーの方々は

この

求められる
世界観に対する

音とはどんな
音なのか

を適切に判断し

そのための
必要な叩き方を

しっかり
されているんだよね。

 

これって

トマトのことで
言えば

先日の定植での

水やり

にも言えること
だったりするんです。

定植=苗を植えること

 

植えたばかりの
トマトの苗は

まだ土の中で
根が張って

いない状態。

トマトの樹が
すくすく育つためには

この根をしっかり
張ることが

ものすごく大事!!

 

普段の水やりは

畝に這わした
チューブから

適量を
タイマーでセット
してやるんだけど


苗に沿うようにある黒いホースが水をやるためのかん水チューブ。空いてる小さな穴から規定量の水がセットした時間に出てきます

植えたばかりの
苗が

根を張るためには

その苗の状態に
合わせた

水やりが
必要なんです。

 

植えたばかりの
苗は

根を張るために

たっぷりの水を
必要とします。

 

そのために

苗を植えてから
しばらくは

手作業で

水を与えます。

 


写真の奥に映っているのは、今年の土佐文旦セットでお世話になった二畳庵の栗田さんです

これって

一見ものすごく
非効率だし

普段に比べて

時間も労力も
すごくかかるけど

 

こんなトマトを
お客さまに
お届けしたい

 

っていう

明確な目的

があるから

何の迷いもなく
そっちを
選択するんだよね。

 

そして

根を張った後も

当たり前だけど

あとは機械任せ
ってわけにはいかず。

 

トマトハウスの
場所によっても

土の状態は

ビックリするくらい
全く違う

から

乾燥しやすい
畝については

個別に手やりで
水をかけたりもします。

って

そんなこと言うと

そもそも

土でトマトを
育てること自体が

もう非効率
なんだよね(笑)

 

だって

さっき言ったように

トマトハウスの
中でさえ

場所によって

日当たりとか
地下水の含有量とか

全く違うわけ。

 

だから

畝ごとの
対策をとらなきゃ
いけないし

実るトマトも
全く均一じゃないし。

 

むしろ

効率を求めるなら

もっと

均一に
トマトが育つ
ような

栽培方法を
やったほうがいいわけ。

 

でも

そこに面白さを
見いだせないし

私たちが
お届けしたいものは

均一な
姿や

トマトじゃないんだよね

 

土の中の
微生物が

協力し合って
育ててくれて

それぞれの
個性がある

人間みたいに
多様性に溢れた

そんなトマトたちを
お届けしたい。

だからね

そのために
必要なことは

やるし
やりたい。

 

結局

育ったトマトは

私たちの姿が
そっくりそのまま

反映されたもの
なんだよね。

 

そこに

共感し
繋がっていただける

そんなお客さま方
に向けて

今年もしっかり

子育てならぬ
トマト育て

していきます。

 

高知からまごころこめて。

織田トマト

【夫:織田康嗣】
高知県立高知東高等学校卒 

2017年 新規就農してトマトの栽培を始める

幼い頃、週末に父親の実家がある佐川町に、田んぼの手入れに来ていた。
平日はサラリーマンとして働く父親は普段全く笑顔がなかったが、週末の田んぼで汗を流す時だけは、驚くほどとびきりのいい笑顔をしていたのが子ども心に強く印象に残っていた。

高校卒業後は、大阪や東京でコンサートなどの音響スタッフやドラマーとして活動。

東京で長年暮らすうちに、「いつかは故郷に帰りたい」と思うようになり、そんな時に頭に浮かんだのは、かつて父親が楽しそうに田んぼをやっていた姿だった。

「仕事もプライベートも自分の人生をまるごと謳歌する大人を増やす」べく、命の源である食を支える農家になることを決意。

世の大人たちを細胞からエネルギーで満たす生命力が高いトマトを届けようと日々励んでいる。

【妻:織田茜】

中央大学法学部卒 

都内の化粧品メーカーで「肌の専門家」として年間2,000人以上の肌相談に対応。社内外で美容や応対の教育指導にも従事

夫と共に高知に移住し、2017年から夫婦でトマトを栽培している。

織田トマトの日々
愛∞無限大|織田トマト