役に立たない私を愛する

夫婦のこと

誰かの役に立ちたいと思うし
誰かの役に立てたら嬉しい。

でも

役に立たない自分も好きだ。

そんな私に至るまでのお話。

 

自分の人生をとことん楽しむ
大人で溢れる世の中にする

ことをビジョンに

エネルギー溢れる真っ赤な太陽
のようなトマトを通して

細胞が喜び命が輝く
大空と大地の愛を繋ぐ天使💛

織田トマトの織田茜です。

 

近頃の私は全くもって
役に立たない」人間だ。

 

四十肩(五十肩)の痛みが
強い時は何にもできないし

そいう時はトマトハウスも
お休みしてる。

 

出勤して収穫作業ができても
これまでに比べて
スピードはめっちゃ遅いし

時間も短めにしているから
収穫量もめっちゃ少ない。

 

家事はほぼできてないし
これと言って何かの役に
立つことをしていない
日々を送っています。

 

って

字面だけ見ると

そんな「役に立たない」
自分を責めているように
見えるかもしれませんが
そんなことはなくて。

 

でもね

私も昔はこの「役に立たない」
がめちゃくちゃ辛くて。

自分の存在価値が無いんじゃないか
って思ってしまうこともあった。

 

 

 

だって

仕事でも人間関係でも
「役に立つ」ってことが
とにかく大事なことだと
思ってたし

学校でも「人の為に」って
よく教えられますよね。

 

でも

役に立つってもちろん
素晴らしいことだけど

それと私の価値が
有るとか無いとかってこととは
全く無関係

なんですよね。

 

それを私に教えてくれたのは
他でもない夫です。

 

って言うのも

夫は四十肩(五十肩)で
近頃何もできない私を
これまでと変わらず
いつも嬉しそうに見てる。

 

最近はまた強い痛みで
夜間はなかなか眠れないから
朝方になってちょっと
寝てるんだけど

 

そんな寝入りばなの私を見ては

「今日も生きててありがとう」

って言って満面の笑みで
トマトハウスに出かける。

 

そう言えば

3年前に私が鬱になった時も
何にもできない私を急かすでもなく
放置するでもなく

ただただ私がまた元気に
なる時を待ってた。

 

そして

私がただ生きて
そこに存在することが嬉しい

って毎日のように言ってました。

 

その度に

自分の夫のことをこう言う
のもなんか変だけど

「この人凄いなぁ」
って思ってました。

 

でも

振り返ってみると
実はこれまでも妻として
大して役に立つことなんて
ほとんどして無いんだよね(^^;

 

なんなら

出逢った時から
迷惑かけまくりだし
(主にお酒がらみ)

プロポーズされた時も

 

私は家事は好きじゃないし
苦手だから
あなたのお役に立てません

 

って言ってた。

 

だけど

お役に立つことなんて
一度も求められたことはない

 

そして

そもそも役に立つ必要
なんてないんだ

って気づかされた。

 

役に立っても立たなくても
どっちでもいい。

 

ドイツの心理学者
エーリッヒ・フロムの
名言でこんな言葉があります。

 

自分の役に立たない者を
愛するときに
はじめて、愛は開花する

 

私はこの言葉を夫を通して
しみじみ体感している。

 

そして

その愛は私が私に向ける
ことだってできる。

 

 

 

役に立ってる時も嬉しいし
役に立ってない自分も愛おしい

 

あなたもどうかその愛を
あなた自身にも向けてあげてください。

 

 

高知からまごころこめて。

織田トマト

【夫:織田康嗣】
高知県立高知東高等学校卒 

2017年 新規就農してトマトの栽培を始める

幼い頃、週末に父親の実家がある佐川町に、田んぼの手入れに来ていた。
平日はサラリーマンとして働く父親は普段全く笑顔がなかったが、週末の田んぼで汗を流す時だけは、驚くほどとびきりのいい笑顔をしていたのが子ども心に強く印象に残っていた。

高校卒業後は、大阪や東京でコンサートなどの音響スタッフやドラマーとして活動。

東京で長年暮らすうちに、「いつかは故郷に帰りたい」と思うようになり、そんな時に頭に浮かんだのは、かつて父親が楽しそうに田んぼをやっていた姿だった。

「仕事もプライベートも自分の人生をまるごと謳歌する大人を増やす」べく、命の源である食を支える農家になることを決意。

世の大人たちを細胞からエネルギーで満たす生命力が高いトマトを届けようと日々励んでいる。

【妻:織田茜】

中央大学法学部卒 

都内の化粧品メーカーで「肌の専門家」として年間2,000人以上の肌相談に対応。社内外で美容や応対の教育指導にも従事

夫と共に高知に移住し、2017年から夫婦でトマトを栽培している。

夫婦のこと
愛∞無限大|織田トマト