親子の愛について

織田トマトの日々

「命」が係わる関係だからこそ
学び合えるものがある。

それが親子なのかもしれません。

 

自分の人生をとことん楽しむ
大人で溢れる世の中にする

ことをビジョンに

エネルギー溢れる真っ赤な太陽
のようなトマトを通して

細胞が喜び命が輝く
大空と大地の愛を繋ぐ天使💛

織田トマトの織田茜です。

ここしばらくは曜日どころか日付も曖昧に
なっているところがあったんですが

今日はなんとなく日にちが
気にかかりよく見たところ
父の命日でした。

 

 

私は生まれた時から
父の仕事の都合もあって
ほとんど一緒に暮らしたことが
ありません。

 

だから

父のいる家庭というものが
よく分からなかったし

夫婦が離れて暮らす様を見て
育っただけに
私もそうなっても平気だろう
なんて思ってたんですが

案外そうでもないですね(笑)

 

何年も離れて暮らすことは
私には向いてないことも
自分が結婚してみてよく分かりました。

 

 

そして

子どもの時には分からなかった
父の愛というものも
この年になって少しずつ感じられる
ようにもなってきました。

 

私は自分が子どもの時には
それこそ父には私たち子に対する
愛は無いと思ってました。

 

それに

大切な母をとことん泣かせていた
父は愛が無いどころか
物心ついた時から私にとっては
憎むべき相手になっていました。

 

でも

高校を卒業して親元を離れてみて
ひとりで生きていくことの大変さを知り

なんだかんだ言っても私はこれまで
親の庇護のもとにいたんだなぁ
ということも実感したんです。

 

そこから少しずつ父との関係や
距離感も変わっていきました。

 

 

そんな父が私によく冗談で
言っていたのが

「結婚するならどんな人でもいいけど
できればお酒が飲める人を選んでほしい」

ということでした。

 

結局、そんな相手を紹介することもなく
父は病気で亡くなりましたが。

 

考えてみれば

父に対して子に愛が無いとか
言いながら
当の私自身が父に対して何一つ
親孝行しないままだったんですよね。

 

だからかはよく分かりませんが

結婚した夫はそれはもう
父がかつて冗談で何度も言っていたように
お酒がとても好きな人です。

 

そして

父を憎んでいた十代の時って
してもらうことばかりを
望んでいたんだなぁって思ったんですよね。

 

もちろん

母のことが大きいけれど
でも、多分私もたくさん父からの愛が
欲しくて仕方なかったんでしょうね。

 

 

それは

父から愛が注がれなかったと
ずっと思って生きてきたから。

 

でも

父の命がもう長くないと分かった時

私はもうこの世に生を受けた時に
父からの全ての愛をもらったんだ

って思った。

 

だから

それ以上は必要ないし
望まなくていいんだと思ったんです。

 

それからすごく気持ちが楽になった。

 

親と子ってなかなかに
関係が近いだけにやっかいだけど
だからこそ自らがその気になれば
学ぶことがいっぱいある関係なんだと思います。

 

そんな関係を父とこの世でひと時でも
一緒に築けて感謝しています。

 

 

高知から愛とまごころをこめて。

織田トマト

【夫:織田康嗣】
織田トマト栽培管理責任者
高知県高知市出身

農業を志したのは、幼い頃に見た父の姿がきっかけだった。

平日に会社員として働く父の笑った顔を見たことは無かったが、週末に田んぼで汗を流す父はとにかく笑っていたのが子ども心に強く印象に残っていた。

高校卒業後は、大阪や東京でコンサートなどの音響スタッフやドラマーとして活動。

東京で長年暮らすうちに、「いつかは故郷に帰りたい」と思うように。そんな時、かつて父が楽しそうに田んぼをやっていた姿を思い出した。

2014年、新規就農を決意し高知県へUターン。
2017年、子ども時代に父と田んぼで汗を流した思い出の地、佐川町でトマト栽培を始める。

自分を大切にし愛することが人を大切にし愛することに繋がる。
だからこそ、食べた人が愛で満たされる、そんなトマトを届けるべく、「愛∞無限大!」を合言葉に夫婦二人三脚で日々励んでいる。

ドラマー、音響スタッフとしても高知県内を中心に活動中。

【妻:織田茜】
オンラインショップ、ブログ担当

大学時代に化粧品に魅了され、都内の化粧品メーカーに就職。
これまで10,000人以上の肌相談に対応。
また、美容知識や顧客対応の社内教育にも従事。

2014年、夫と共に高知県に移住し、2017年から夫婦でトマトを栽培。

農業に携わることでこれまで以上に食の力を知り、人は食べるもので作られていることを実感。

「美しさとは健やかであること」との考えから、心とからだを健やかに保つことを作物の力を通して届けたい!
と、トマトたちのお世話はもちろん、ブログ記事の執筆などを精力的に行っている。

織田トマトの日々