愛∞無限大!
高知県佐川町のトマト農家、織田トマトの織田です。
立春を過ぎ少しずつ春に移り変わっていくと、
暖かい陽気や生命の息吹を感じる喜びと共に
気になるのが花粉のこと
という方は多いのではないでしょうか。
そして、近年注目されているのが、
「口腔アレルギー症候群」。
食物アレルギーの一種で
野菜や果物を口の中に入れると、
イガイガしたり、ピリピリしたり。
人によって程度もさまざまではありますが、
口腔内で起きるアレルギー反応のことです。
この口腔アレルギーは花粉症を
発症している方に多いそうで、
花粉症の方のおよそ10%~20%の方に
当てはまると言われています。
花粉症と言えば、シーズンの先陣を切るのは
スギ花粉ですが、
実は、スギ花粉に含まれるアレルゲンと
トマトに含まれるタンパク質の構造が似ているんです。
そのため、もしもスギ花粉症の方で
トマトを召し上がって口腔内に何かしらの
症状が出る場合には食べるのを避け
医療機関を受診の上ご相談なさってください。
ただ、口腔アレルギー症候群を引き起こす
と言われる食物のアレルゲンは、
加熱処理されているものには
症状が起こりにくいとされています。
↑トマトを丸ごと使って加熱調理した「ほぼ無水の中華風トマトスープ」
また、多くのスギ花粉症の方が
普段から上記のような症状も無く
トマトを召し上がっていると思います。
その場合は、特にご心配されなくても良いそうですよ。
Q:私はスギ花粉症です。何か気を付けた方が良いことはありますか?
- トマトにはスギ花粉に含まれるアレルゲンと類似構造を持つタンパク質が含まれていると報告されており、スギ花粉症を罹患している患者さんは、トマトによりアレルギー症状を発症する可能性があります。
- ただし、多くのスギ花粉症の方が、何ら症状なくトマトが食べられていますので、現状で症状が無ければ特に心配する必要はありません。
※スギ花粉はヒノキ花粉と構造がとても似ており、
ヒノキ花粉のアレルゲンとトマトのタンパク質
の構造も似ています。
そのため、ヒノキ花粉症においても
スギ花粉症と同様のことが言えます。
そして、花粉症は何と言っても
シーズン前からシーズン終わりまでの対策が要です!
外出する際はマスクや
花粉症対策用の眼鏡を着用する。
帰宅時は玄関に入る前にコートなどの衣類を
降って花粉を払い落としたり、
手洗いうがい、洗顔をするなど。
ぜひしっかり対策をしてできる限り
花粉シーズンを快適に過ごしていきましょうね。
まごころこめて。