トマトハウスの中はまるで学び舎。私もトマトたちと一緒に成長しています

織田トマトの日々
あかね
あかね

織田トマト広報担当、織田茜です。

今日もニュースで台風10号の進路を度々確認していました。

高知への影響はもちろんですが、他の地域への影響も気になります。

それは、SNSなどで繋がっている農家さんをはじめ、各地の友人たちの顔を思い浮かべるからです。

できるだけ各地に影響がでないことを願ってやみません。

 

ここ数日は、畝にある草を取る作業でした。

ところで、みなさまご存じのように草のパワーって本当にすごいんです。

昔から、“雑草魂”とかって言いますけど、どんなに環境が悪くてもしっかり根を張るパワフルさが雑草にはあります。

だから、苗が土から栄養を吸収して育っていく過程では、周りの草に負けてしまうことがあります。

そのため、草が小さいうちに、こまめに畝の草を取っていきます。

トマトハウスの中でも、土の状態や水はけの具合が異なるので、草の生え方もさまざま。

ほとんど生えていない畝もあれば、密集して生えている畝もあります。

草取りの際は、カートに黒コン(黒いコンテナ)をセットして、取った草を入れていきます。

草を取った後は、こんな感じになりました。

 

草を取りながら畝を周っていると、時々、誘引した紐がクリップから外れてる苗があります。

そんな状態の苗を見かけた時には、ちゃんと起こして誘引の紐を付けなおします。

こうして草取りが終わったあとは、今シーズン2回目の誘引作業です!


青ペンで囲ったものが2回目の誘引をした苗、黒ペンで囲ったものが初回の誘引をした苗

先日、初めての誘引作業が終わりましたが、誘引してから既に20センチ以上伸びているので、以前誘引した際に付けたクリップの位置が大分下の方になっています。

誘引は一度やったら終わりではなく、苗が成長する度に茎に付けたクリップを上に留めなおしていきます。

この誘引作業は、収穫が終わる手前の時期まで定期的に繰り返し行う作業です。

そして、実は、この誘引作業こそ、私が苦手な作業のひとつだったりします💦

初回の誘引作業は、とにかく倒れる前に留めることが優先されるので、あまり深く考えずにやれるんですが(本当はもっと考えてやった方がいいんでしょうけれど(^^;))、二回目以降になると、クリップの位置や角度、留め方などを総合的に判断して行う必要があります。

私はその状況判断と、クリップを的確に留めることがとにかく下手くそなんです。。。

ただでさえ暑いトマトハウスの中で、なかなか思うようにできず、テンションが落ちていき。。。
しまいには、ついついぼやいてしまう私がいます。

そんな私を見かねた旦那さん。

ぼやきはトマトちゃんには言わないで、全部俺に言ってね!」と優しくたしなめられました💧

そんな時、自分の人としての小ささを実感するととともに(-_-;)、普段から誰のせいにすることなく淡々と自分がやるべきことをやっていく旦那さんのことを改めて尊敬したのでした。

私もまだまだ人として旦那さんやトマトちゃんたちからいろんな気づきをもらって、成長させてもらっています!!

織田トマト

【夫:織田康嗣】
高知県高知市出身
2017年 新規就農してトマトの栽培を始める

幼い頃、週末に父親の実家がある佐川町に、田んぼの手入れに来ていた。
平日はサラリーマンとして働く父親は普段全く笑顔がなかったが、週末の田んぼで汗を流す時だけは、驚くほどとびきりのいい笑顔をしていたのが子ども心に強く印象に残っていた。

高校卒業後は、大阪や東京でコンサートなどの音響スタッフやドラマーとして活動。

東京で長年暮らすうちに、「いつかは故郷に帰りたい」と思うようになり、そんな時に頭に浮かんだのは、かつて父親が楽しそうに田んぼをやっていた姿だった。

「仕事もプライベートも自分の人生をまるごと謳歌する大人を増やす」べく、命の源である食を支える農家になることを決意。

世の大人たちを細胞からエネルギーで満たす生命力が高いトマトを届けようと日々励んでいる。

【妻:織田茜】

中央大学法学部卒 

都内の化粧品メーカーで「肌の専門家」として年間2,000人以上の肌相談に対応。社内外で美容や応対の教育指導にも従事

夫と共に高知に移住し、2017年から夫婦でトマトを栽培している。

織田トマトの日々
愛∞無限大|織田トマト