他業界から農家になった私が思う農家の実像。農家はひとりで何役もこなす多才な職業だ

織田トマトの日々
あかね
あかね

織田トマト広報担当、織田茜です。

最近、冷蔵庫の製氷機の掃除を思い立ち、ネットで調べてクエン酸と食紅を使って行うことにしました。

食紅が近場で手に入らず、ネットで購入したところ、なんと!10本入りが届きました。

慌てて購入したため詳細をしっかりチェックせずに購入した私のミスです💧

完全にやらかしました。。。

さて、この食紅をどうしたものか。

今悩んでいます(笑)

 

農家になる前。

私は「農家」というと、“作物を栽培する人”というイメージしかありませんでした。

しかし、私自身が農家になってみて思うのは、作物を栽培することは農家のごく一部分でしかないということです。

農家(個人の場合)は個人事業主であり、農業経営者です。

作物を栽培し、品質のいい作物を育てることはもちろん大事なことですが、経営者として事業において収益をしっかり出し、事業を継続させることがとても重要なことです。

また、農業は天候と切っても切り離せない関係にあります。

天候を見てその都度の変化に対応していく知識や経験も必要です。

そして、営業や発信、お客さまとの関係性の構築など、農家に必要な部分は多岐にわたります。

さらには、機械などの修理もだいたいのことなら自ら手掛けます。

実際に、先輩農家さんたちを見ていても、機械や資材の修理にも精通した方がとても多いんです。

業者さんに依頼すれば何万円、何十万円ともなることを、個人農家ではそうそう頻繁にお願いできません。

だからか、自ら農機具やハウスの修繕などを行うため、知識や経験が増えていきます。

先日、夫婦でトマトハウスの屋根を洗いましたが、これも業者さんに依頼すれば結構な金額がかかります。

もちろん、依頼することで時間を節約できますし、全てをやることで効率や生産性が下がる場合もあるため、場合によって専門業者さんに依頼することはあります。

けれど、多くの農家さんが自分でできることは何でもする。

そんなふうに一人何役もの役割を務めています。

もちろん、これは農家に限らず個人事業主としてやっている方にとっては、珍しいことではないと思います。

ただ、他業界から農家になった私には、「農家ってやることがものすごく多岐にわたっていて、なんてクリエイティブで多才な職種なんだろう!!」と心底感じたんです。

私自身はまだまだそこまでいろんなことはできませんが(^^;)、農家になったからこそ経験できることや知ることがとても多く、視野がものすごく広がりました。

そんな農家のいろんな一面を、私自身の実体験をもとにこれからもお伝えしていけたらいいなぁと思っています。

おまけ

最近ハマっているトマトハウスでの休憩のお供。

森永製菓さんの『パリパリバー』。

秋晴れが続く中、日中はまだまだ結構暑いのでしばらくアイスを楽しむ日々が続きそうです。

織田トマト

【夫:織田康嗣】
織田トマト栽培管理責任者
高知県高知市出身

農業を志したのは、幼い頃に見た父の姿がきっかけだった。

平日に会社員として働く父の笑った顔を見たことは無かったが、週末に田んぼで汗を流す父はとにかく笑っていたのが子ども心に強く印象に残っていた。

高校卒業後は、大阪や東京でコンサートなどの音響スタッフやドラマーとして活動。

東京で長年暮らすうちに、「いつかは故郷に帰りたい」と思うように。そんな時、かつて父が楽しそうに田んぼをやっていた姿を思い出した。

2014年、新規就農を決意し高知県へUターン。
2017年、子ども時代に父と田んぼで汗を流した思い出の地、佐川町でトマト栽培を始める。

自分を大切にし愛することが人を大切にし愛することに繋がる。
だからこそ、食べた人が愛で満たされる、そんなトマトを届けるべく、「愛∞無限大!」を合言葉に夫婦二人三脚で日々励んでいる。

ドラマー、音響スタッフとしても高知県内を中心に活動中。

【妻:織田茜】
オンラインショップ、ブログ担当

大学時代に化粧品に魅了され、都内の化粧品メーカーに就職。
これまで10,000人以上の肌相談に対応。
また、美容知識や顧客対応の社内教育にも従事。

2014年、夫と共に高知県に移住し、2017年から夫婦でトマトを栽培。

農業に携わることでこれまで以上に食の力を知り、人は食べるもので作られていることを実感。

「美しさとは健やかであること」との考えから、心とからだを健やかに保つことを作物の力を通して届けたい!
と、トマトたちのお世話はもちろん、ブログ記事の執筆などを精力的に行っている。

織田トマトの日々