つり下ろし作業の前に行う大事な作業、それは「下葉かき」です

織田トマトの日々
あかね
あかね

織田トマト広報担当、織田茜です。

私がドライブがてら行きたい場所のひとつ、「のいち動物公園」。

高知県香南市にある動物園なんですが、実は「日本の動物園ランキング2019」で数々の名だたる動物園を抑えて第1位に選ばれているんです。

以前テレビで観た動物園評論家という方がオススメする日本の動物園にも入っていました。

高知に移住してからずっとのいち動物公園に行くことを夫にリクエストしているんですが、まだ願いが叶わず(^^;)

行ける日を待ち望んでいる私です。

 

昨日、ブログで書いた「つり下ろし」作業。

直管とエスター線とカケ次郎。今シーズンもこの3つの出番がやってきた
就農1年目からお世話になっている道具たち。この道具たちもまさしく私たちの同士ですね!

 

この作業をするための支柱づくり(直管、エスター線、カケ次郎)が完了したら、すぐつり下ろしできるわけではありません。

つり下ろしの前にもう一段階必要なことがあります。

 

それは、下葉をしっかり取る事

 

背が高くなったトマトの樹は、葉っぱもたくさんついていますが、これをそのまんまつり下ろすと、葉っぱがグチャグチャと込み合った状態になり、湿度過多になって病気の発生の元になってしまいます。

また、トマトの実がしっかり実るように光合成するためには葉っぱの存在が必要ですが、何枚もの葉っぱが重なり合ってしまうと、太陽の光が全ての葉っぱに届かず、光合成もできません。

さらには、トマトの葉が生い茂りすぎていることで、トマトの実が葉っぱに隠れてしまい、赤くなってきたのを見逃してしまうこともあります。

そのため、つり下ろしの前にはしっかり葉っぱを取ってあげるんです。


トマトの樹の高さに合わせて残す葉っぱの枚数以外の葉っぱを取ります


この日も取った大量の葉っぱでコンテナがすぐにいっぱいになりました


トマトの葉っぱをしっかり取ると実も見えやすい!!


手前が下葉を取った樹。奥がそれをつり下ろして誘引(茎を横に這わす)した状態


エスター線とカケ次郎がつり下ろしたトマトの茎をしっかり支えます。また、しっかり下葉を取ると収穫の時にちゃんとトマトを見逃さず安心!

 

下葉かき→つり下ろし→誘引。

しばらくはこのルーチン作業が続きます。

織田トマト

【夫:織田康嗣】
織田トマト栽培管理責任者
高知県高知市出身

農業を志したのは、幼い頃に見た父の姿がきっかけだった。

平日に会社員として働く父の笑った顔を見たことは無かったが、週末に田んぼで汗を流す父はとにかく笑っていたのが子ども心に強く印象に残っていた。

高校卒業後は、大阪や東京でコンサートなどの音響スタッフやドラマーとして活動。

東京で長年暮らすうちに、「いつかは故郷に帰りたい」と思うように。そんな時、かつて父が楽しそうに田んぼをやっていた姿を思い出した。

2014年、新規就農を決意し高知県へUターン。
2017年、子ども時代に父と田んぼで汗を流した思い出の地、佐川町でトマト栽培を始める。

自分を大切にし愛することが人を大切にし愛することに繋がる。
だからこそ、食べた人が愛で満たされる、そんなトマトを届けるべく、「愛∞無限大!」を合言葉に夫婦二人三脚で日々励んでいる。

ドラマー、音響スタッフとしても高知県内を中心に活動中。

【妻:織田茜】
オンラインショップ、ブログ担当

大学時代に化粧品に魅了され、都内の化粧品メーカーに就職。
これまで10,000人以上の肌相談に対応。
また、美容知識や顧客対応の社内教育にも従事。

2014年、夫と共に高知県に移住し、2017年から夫婦でトマトを栽培。

農業に携わることでこれまで以上に食の力を知り、人は食べるもので作られていることを実感。

「美しさとは健やかであること」との考えから、心とからだを健やかに保つことを作物の力を通して届けたい!
と、トマトたちのお世話はもちろん、ブログ記事の執筆などを精力的に行っている。

織田トマトの日々
愛∞無限大|織田トマト