あなたが
心を許せる人って
どんな人ですか?
そして
信頼できる人って
どんな人ですか?
実はこれこそ
作物を育てる時の
大事なこと
だと感じています。
今日はそんなことを
書いていきます。
高知県にあるお酒と歴史の町・佐川町で
【愛、無限大】をテーマに
大空と大地のエネルギーを
トマトを通してあなたに繋ぎ
輝く人生を応援する
「運気が上がるトマト」
織田トマトの織田茜です!
昨日は
トマト農家としての
私たちの
休みや
働き方
について
ブログを書きました。
その中で
ハイシーズンと
オフシーズンの
オンとオフが
ハッキリしている
働き方が
とても気に入っている
と書きました。
とは言え
私の場合は
それは最初から
そうだったわけではなく
徐々にそういう
思考になっていった
という感じなんです。
就農1年目は
毎日トマトハウスで
農作業に
励んでいた私は
繁忙期に
いろんなところに
行けないストレスを
結構感じていました。
だから
就農2年目は
自分の好きなことと
農業を掛け合わせて
自分たちにとっての
農業を実践するために
いろいろ模索している
時期でもありました。
そして
そんな時に
「旅」好きな私は
旅をしながら
各地の方とリアルに
会うことで
自分たちのことや
トマトたちのことを
知っていただく
「広報」としての
活動も兼任していったら
いいんじゃないか
と考えるようになりました。
トマトの収穫が始まってからの旅の最中、スーツケースにはご挨拶代わりに渡すトマトが入っていました
当時は
規模拡大を
視野に入れて
いたこともあり
栽培本数もかなり多く
夫婦ふたりでは
労働力が足りず
従業員さんを
1~2名雇用していました。
従業員さんが
いてくれたおかげもあって
2年目の時には
妻の私は
オフシーズンだけではなく
ハイシーズンである
繁忙期にも
毎週どこか県外に
行っている
そんな感じだったんです。
初めて広島県呉で食べた「呉海自カレー」。写真は三河屋珈琲で提供している「ぶんご」のカレー
トマト農家になって
2年目の私は
まだまだ
トマトに夢中になる
わけでもなく
トマトたちと居るのも
楽しいけど
あちこちに行く方が
断然楽しかったから
それを実現できて
とっても充実した
日々を送っていると
感じていました。
鳥取砂丘でラクダと。当時は織田トマトの広報としてなにか「トマト」を身に付けていました。この日はトマト柄の手ぬぐい
けれど
高知に帰ってきて
トマトハウスに
数日ぶりに顔を出すと
トマトたちが
めっちゃよそよそしいんです!!!
これね
おかしなこと言ってる
って思われるかも
しれないんですが
本当にそうなんです。
なんかトマトたちが
私に対して
心を閉ざしてるんです。
だから
数日ぶりに
顔を出した日は
トマトたちの
心をオープンに
してもらうために
毎回のように
トマトハウス内の
端から端まで
時間をかけて
トマトたちに
話しかけまわっていました。
話しかけに
まわっていると
一本一本の
トマトの樹や
実の状態
をじっくり
見ますし
そうすると
それぞれの
トマトたちに対する
言葉が自然と
出てくるんですよね。
そうやって
時間をかけて
トマトたちに
向き合っていると
だんだんと
トマトたちの
頑なな心が
溶けてきて
少しずつ心を
開いてくれているなぁ
と感じるようになるんです。
こういうことを
何度か繰り返し
トマトの栽培本数も
減らしていく中で
夫婦ふたりだけの
組織になって
私もほぼ毎日のように
トマトたちと
触れ合う日々になると
やっぱり
トマトたちが
なんだか
嬉しそうなんですよね。
夫にも
「あなたが
毎日のように
顔を見せるようになったら
トマトたち
すごく喜んでるね」
って言われて。
「ああ
トマトたちも
人間も
みんな同じなんだなぁ」
って思ったんです。
人も
自分のことを
ちゃんと見てくれる
話をちゃんと
聞いてくれる
気にかけてくれる
そんな人に
心を開きますよね。
自分に対して
興味もないような
そんな人に
心を開いて
自分のことを
話そうとはしないですよね。
なんか
そういうことを
自ら実感してくると
トマトたちが
いる時期は
なるべく
トマトたちの
側に居よう
って
自然と思うように
なっていきました。
それから
3年目、4年目と
できるだけ
トマトたちに
顔を見せ
声をかけていくと
それに応えるかのように
トマトたちも
ますます最高の
パフォーマンスを
披露してくれるように
なりました。
人もトマトも
やっぱり同じ。
興味を持って
気にかけてくれる
そんな人を
信頼し
大事に想い
その人の
気持ちに応え
喜ばしたいと
精一杯の
まごころを尽くす。
なんだって
結局はそこに
行きつくんだなぁ。
トマトたちとの
4年間を通して
そう心の底から
実感しています。
あなたが
仲良くなりたいと
思う方がいるなら
ぜひとも
その相手に
興味を持ち
関心を持ち
それを表現して
ください。
きっと
その気持ちは
相手のまごころに
届くと思います。
高知からまごころこめて。