苗を植えて終わりじゃありません。植えてからも苗の選抜は続きます

織田トマトの日々
あかね
あかね

織田トマト広報担当、織田茜です。

私は昔からテレビが大好きです。そのきっかけは『天才たけしの元気が出るテレビ』。

最近はなかなかじっくりリアルタイムでテレビを見る機会は減りましたが、観たい番組を厳選してオンデマンドなどで楽しんでいます。

植えた苗全てがすくすく育つわけではありません

苗植え後は、トマトハウス出勤時にまずやることのひとつが“苗たちのチェック”です。

トマトたちに「ありがとう」「愛してるよ」「大きくなってね」と声をかけながら、トマトハウス全体を見て回ります。

実は植えた苗すべてがすくすく育つわけではありません。

虫に食べられたり、根を土に張れずに水を吸収できず枯れてしまう苗もいます。

そういった苗を見かけたら、新しい苗と交換します。

苗を植えてから1週間近くは苗植えの際に余った苗を取っておき、畝に植えた苗と同様に、毎日水をかけて状態を整えておき、交換する時に備えます。

苗植え直後~1ヶ月は樹の土台をつくる時間です

場所によっては畝の土の質が違っていて、地下水が豊富にある畝もあれば、逆に乾燥しやすい畝もあります。

私たちが育てているトマトは、水分を絞って育てるトマトなので、基本的には乾燥している(水はけがいい)場所の方が育てるのに適しています。

ただ、苗植え直後~1ヶ月間は、土に根をしっかり張り、樹の土台を創るためにも、たっぷりと水を与える必要があります。

そうなると、この期間は乾燥している畝だと、水が根にしっかり吸収されず、枯れてしまうことが度々あるんです。

だから、畝に植えた苗よりも、場合によっては、交換用にとってある苗の方が水をたっぷり吸収して、元気に育っていることもあります。

苗植えの際には、元気でしっかりしたものを選んで植えますが、それは交換用の苗も同じ。
元気で根がしっかりしているものを選んで交換します。

苗を交換する時には、交換用の苗の根部分に事前にたっぷり水をかけてから、畝に植え、さらに水をかけます。

苗が畝の中でしっかり根を這わすとこまでいけば、まずは一安心。

それまでは、こうして苗の状態に毎日目配りしています。

織田トマト

【夫:織田康嗣】
織田トマト栽培管理責任者
高知県高知市出身

農業を志したのは、幼い頃に見た父の姿がきっかけだった。

平日に会社員として働く父の笑った顔を見たことは無かったが、週末に田んぼで汗を流す父はとにかく笑っていたのが子ども心に強く印象に残っていた。

高校卒業後は、大阪や東京でコンサートなどの音響スタッフやドラマーとして活動。

東京で長年暮らすうちに、「いつかは故郷に帰りたい」と思うように。そんな時、かつて父が楽しそうに田んぼをやっていた姿を思い出した。

2014年、新規就農を決意し高知県へUターン。
2017年、子ども時代に父と田んぼで汗を流した思い出の地、佐川町でトマト栽培を始める。

自分を大切にし愛することが人を大切にし愛することに繋がる。
だからこそ、食べた人が愛で満たされる、そんなトマトを届けるべく、「愛∞無限大!」を合言葉に夫婦二人三脚で日々励んでいる。

ドラマー、音響スタッフとしても高知県内を中心に活動中。

【妻:織田茜】
オンラインショップ、ブログ担当

大学時代に化粧品に魅了され、都内の化粧品メーカーに就職。
これまで10,000人以上の肌相談に対応。
また、美容知識や顧客対応の社内教育にも従事。

2014年、夫と共に高知県に移住し、2017年から夫婦でトマトを栽培。

農業に携わることでこれまで以上に食の力を知り、人は食べるもので作られていることを実感。

「美しさとは健やかであること」との考えから、心とからだを健やかに保つことを作物の力を通して届けたい!
と、トマトたちのお世話はもちろん、ブログ記事の執筆などを精力的に行っている。

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