意外と知られていない草刈り機による事故。使い方を誤ると非常に危険です!!

織田トマトの日々
あかね
あかね

織田トマト広報担当、織田茜です。

これまでトマトハウスではルイボスティーを冷蔵庫で冷やしたものを飲んでいました。

けれど、最近はこのキンキンに冷えた飲み物がちょっと寒くて。

なので、午後からはお湯を沸かしてあたたかいお茶に変更しました。

もう9月も半ば。

冷たいルイボスティーも今日で最後になりそうです。

身近な草刈り。けれど、草刈り機には危険が伴います

今日の午前中に、トマトハウス周辺の草刈りを行いました。

春から秋にかけては、特に雑草が生い茂る時期です。

そのため、定期的に草刈りを行います。

地方で生活していると、草刈りは日常と言ってもいい作業でして、農家でなくても休日などに地域の有志やボランティアなどで定期的に草刈りが行われています。

私たちも、トマトハウスの周辺はもちろん、トマトハウスがある地域や自宅がある地域での草刈りには、旦那さんが都度参加しています。

その際に活躍するのが、草刈り機(刈払機)です。

今はどこの地域でもホームセンターなどに置いてあり、手軽に購入できます。

手軽に購入できるものなので、危険なものだという認識がつい薄れてしまいがちなんですが、そんなことはありません!!

草刈り機(刈払機)を使用中の事故については、平成27年4月から令和2年3月末までの5年間に計88件寄せられています
※消費者庁ホームページ

中には、手指の切断や失明など、重大な事故も含まれています。

主な事故の事例としては、

  1. 刈刃への接触、巻き込まれによる事故
  2. 飛散物による事故
  3. 刈刃に葉などが詰まった際の事故
  4. キックバックによる事故

が挙げられます。

それでは、ひとつひとつ具体的に見てみましょう。

草刈り機の4つの危険と対策

1.刈刃への接触、巻き込まれによる事故

草刈り機を使用してる時に、地面が濡れていて滑ったり、何かに足を取られてしまって態勢崩してしまうこともあります。

そんな時に、手にしていた草刈り機の刈刃が體に接触したり、巻き込まれてしまったらどうなるでしょうか。

接触度合いにも寄りますが、皮膚を切ってしまうのはもちろん、體の一部を切断してしまう危険があります

こういった危険を回避するためには、

・滑りにくい靴を履く
・傾斜のある場所では、體が不安定にならないようにする

といった対策をする必要があります。

2.飛散物による事故

これは草刈り機を使っている際に意外とよくあることなんですが、道端に落ちてる小石や空き缶などに草刈り機の刃が当たって自分の方に飛んでくることがあります。

それによって、ケガをしてしまうこともありますし、万が一、目に当たってしまったら失明してしまうことだってあります

また、自分ならまだしも、周囲を通りかかった人に当たってしまうことも可能性がないわけじゃありません。

これを防ぐためには、

・草刈り機で草を刈ろうとしているところに、空き缶などが落ちていないか事前に確認する

・近くに人や車などがないかを十分確認する
(草刈り機を使用してる時は、周囲の音が聞こえにくくなっています。人が歩いてこないかなどを常に意識して気を付けてください)

草刈り機を使用する時には、カバーを付けたまま行う
(草刈り機は購入の際には、刈刃部分にカバーが付いています)

・體を飛散物から守る衣服などを着用する
 (保護メガネやフェイスシールド、手袋、前掛けなど)

といったことを行うことが大事です。

3.刈刃に葉などが詰まった際の事故

草には背が高いものなどがあり、草刈り機を使っている時に、刈刃に絡んでしまうことがあります。そうなると、草刈り機が止まってしまって、エンジンを切らずに絡まった草などを取ろうとしてケガをすることがあります。

これを防ぐためには、

・絡んだ草などを取る時には、エンジンをしっかり切ること

です。

4.キックバックによる事故

草刈り機では、回転している刈刃に障害物などが当たると、刈刃の回転とは反対に刈刃が跳ね返ってしまう(これをキックバックと呼びます)ことがあります。

このキックバックが起こると草刈り機の制御が難しくなり、重大な事故につながる可能性があります。

それを防ぐためには、

・草刈りをする前に、障害物がないかを十分確認すること

・草刈りをしているまわりに人などがいないかを十分確認すること

・草刈り機を使用している時には、低く持ち、刈刃を無理に押し付けず、刈刃を往復して草を刈るのではなく、刈刃の“草を刈る位置”で草を刈るようにする

といったことを守ることが必要です。

その他

・体調がよくない時には無理してやらない

・草を刈る場所に適した草刈り機を使う

・草刈り機の取扱説明書に目を通しておく

・草刈り機を使用する前には必ず点検する

上記のことをしっかり守って使うことが安全な草刈りに繋がります。

 

農家をしている私たちにとっても、草刈り機は欠かせない道具です。

消費者庁のホームページでは、草刈り機(刈払機)の安全な使い方について詳しく案内しています。

草刈り機(刈払機)とこれからも上手に付き合っていくために、自分たちでできる安全対策を私たちもちゃんと守っていきます。

おまけ

トマトの苗を植えてから数日すると、たまーにちょっと毛色の違う苗を見つけることがあります。

右が私たちが普段植えているトマトの苗。

左がそうじゃないトマトの苗。

左のトマトはなんの品種か分からないのですが、毎年、数本こういう苗が見つかります💦
(収穫の際は、出荷用のコンテナとは違う籠に入れて、混ざらないようにしています)

織田トマト

【夫:織田康嗣】
織田トマト栽培管理責任者
高知県高知市出身

農業を志したのは、幼い頃に見た父の姿がきっかけだった。

平日に会社員として働く父の笑った顔を見たことは無かったが、週末に田んぼで汗を流す父はとにかく笑っていたのが子ども心に強く印象に残っていた。

高校卒業後は、大阪や東京でコンサートなどの音響スタッフやドラマーとして活動。

東京で長年暮らすうちに、「いつかは故郷に帰りたい」と思うように。そんな時、かつて父が楽しそうに田んぼをやっていた姿を思い出した。

2014年、新規就農を決意し高知県へUターン。
2017年、子ども時代に父と田んぼで汗を流した思い出の地、佐川町でトマト栽培を始める。

自分を大切にし愛することが人を大切にし愛することに繋がる。
だからこそ、食べた人が愛で満たされる、そんなトマトを届けるべく、「愛∞無限大!」を合言葉に夫婦二人三脚で日々励んでいる。

ドラマー、音響スタッフとしても高知県内を中心に活動中。

【妻:織田茜】
オンラインショップ、ブログ担当

大学時代に化粧品に魅了され、都内の化粧品メーカーに就職。
これまで10,000人以上の肌相談に対応。
また、美容知識や顧客対応の社内教育にも従事。

2014年、夫と共に高知県に移住し、2017年から夫婦でトマトを栽培。

農業に携わることでこれまで以上に食の力を知り、人は食べるもので作られていることを実感。

「美しさとは健やかであること」との考えから、心とからだを健やかに保つことを作物の力を通して届けたい!
と、トマトたちのお世話はもちろん、ブログ記事の執筆などを精力的に行っている。

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