石の上にも三年。この言葉どおり3年という時間が私をトマト農家に育ててくれた

織田トマトの日々
あかね
あかね

織田トマト広報担当、織田茜です。

毎年クリスマスには、クリスマスケーキを予約します。

今年の織田家のクリスマスケーキは、今年佐川町にオープンした

お菓子の家 repos(ルポ)』さん。

reposさんでは、24日のお渡し分は受付終了したようですが、それ以外のお日にちはまだご対応されているそうです。

 

11月下旬に収穫が始まってから、3週間あまり。

少しずつ「これは!!」という美男美女のトマトたちの割合が増えてきました。

かわい子ちゃんを見つけると、夫に「見て見て!!」って持って行って見せてるくらいです。

と、まあ今ではそんな風に我が子であるトマトたちの姿を見るだけでうっとりしちゃう私ですが、トマト農家になったばかりの頃は、今のようなトマトに対する情熱も興味もそこまでありませんでした。

というのも、実は、私は生のトマトが大の苦手です。

小学校の頃は、給食に出る生のトマトが食べられなくて、お昼休みが来ても一人教室でトマトと向かい合っている、そんな子どもでした。

そんな私が夫の「農家になりたい」という一言で夫婦で高知に移住し、農家への道を歩むことになりました。

夫が農家を志した当初、何を栽培するかは決まっていませんでした。

そろそろ栽培する作物を決める時期になった時、夫の口から出たのはまさかの「トマト」。

もちろん、私が生トマトが食べられないことは、夫も知っています。

夫の言葉を聞いたとき、ビックリするやら、「えー!!よりによってなんでトマト??」って思いました。

それでも、農家になることを決めて故郷・高知に帰ってきた夫の気持ちを尊重したくて、私はトマト農家になりました。

これまでの人生でたったの一度もトマトを購入したことがない私。

けれど、トマト農家になってからは、スーパーや直売所に行ってはトマトコーナーに足を運び、実際に購入してみたり。

トマトについてインターネットでいろいろ調べてみたり、全国の様々なトマト農家さんのサイトを訪れてみたり。

気になるトマトがあれば、お取り寄せしてみたり。

生のトマトは食べられないけれど、加熱したり料理したトマトはむしろ大好きだった私は、自分でも我が家のトマトを使っていろんな料理にチャレンジしてみたり。


お客さまから教えてもらったパンコントマテ。ワインによく合う💛

30年以上トマトを自分から最も遠いところに遠ざけて生きてきた私は、なんとかトマトとの距離を近づけるために試行錯誤。

そんなこんなであっという間に3年が過ぎていました。

これまでを振り返って思うのは、3年前よりずっとずっと私はトマトが大好きになってるなぁということ。

毎日気づけばトマトのことを考えていますし、ネットの記事を読めば、「これって私たちのサービスにも活かせないかなぁ」とイメージを膨らませたり。

美味しそうなトマト料理のレシピを見れば、即ブックマークします(笑)

こんなにトマトへの興味や関心が溢れ出るようになった私でも、今も生のトマトは食べられません。

それでも、我が子たちへの情熱はどんどん大きくなっています。

石の上にも三年。

私が身も心もトマト農家になるには3年という時間が必要だったことが、今ならよく分かります。

4年目のトマトたちを収穫しながらがら、ふとそんなことを思った日曜日でした。


4年目のトマト。こんなかわいいトマトたちの姿を見ると、もうたまらなく嬉しい!!

 

織田トマト

【夫:織田康嗣】
織田トマト栽培管理責任者
高知県高知市出身

農業を志したのは、幼い頃に見た父の姿がきっかけだった。

平日に会社員として働く父の笑った顔を見たことは無かったが、週末に田んぼで汗を流す父はとにかく笑っていたのが子ども心に強く印象に残っていた。

高校卒業後は、大阪や東京でコンサートなどの音響スタッフやドラマーとして活動。

東京で長年暮らすうちに、「いつかは故郷に帰りたい」と思うように。そんな時、かつて父が楽しそうに田んぼをやっていた姿を思い出した。

2014年、新規就農を決意し高知県へUターン。
2017年、子ども時代に父と田んぼで汗を流した思い出の地、佐川町でトマト栽培を始める。

自分を大切にし愛することが人を大切にし愛することに繋がる。
だからこそ、食べた人が愛で満たされる、そんなトマトを届けるべく、「愛∞無限大!」を合言葉に夫婦二人三脚で日々励んでいる。

ドラマー、音響スタッフとしても高知県内を中心に活動中。

【妻:織田茜】
オンラインショップ、ブログ担当

大学時代に化粧品に魅了され、都内の化粧品メーカーに就職。
これまで10,000人以上の肌相談に対応。
また、美容知識や顧客対応の社内教育にも従事。

2014年、夫と共に高知県に移住し、2017年から夫婦でトマトを栽培。

農業に携わることでこれまで以上に食の力を知り、人は食べるもので作られていることを実感。

「美しさとは健やかであること」との考えから、心とからだを健やかに保つことを作物の力を通して届けたい!
と、トマトたちのお世話はもちろん、ブログ記事の執筆などを精力的に行っている。

織田トマトの日々