いやー、今日も暑かった!
それもそのはず。
高知県内では高知市で
初の真夏日となりました。
屋外でそうですから
ハウス内はもっと気温が高いです。。。
ということで、
今日も首に保冷剤を巻き付け
空調服を着て農作業してました。
昨日、今年初めて
ハウスの遮光カーテンを
使ったと書きましたが、
今日もそのまま
遮光カーテンを下ろしたまま
にしていました。
高知県にあるお酒と歴史の町・佐川町で
【愛、無限大】をテーマに
大空と大地のエネルギーを
トマトを通してあなたに繋ぎ
輝く人生を応援する
「運気が上がるトマト」
織田トマトの織田茜です!
ところで、
こういった年に何回かした
使わないものというものが
農業にはよくあります。
例えば、
トラクター。
これはトマトハウス建設直後の時。大家さんからトラクターを借りて耕しました
お米農家さんでも
年に数回くらいだと思いますが
トマト農家の私たちは
数年に数日使うだけ!!
フルーツトマトの場合は、
根っこが水をあまり
吸いすぎないように
「防根透湿シート」
というものを土の中に入れて
畝を作るんです。
その防根透湿シートは
数年活用するので、
トラクターを使って
毎年ハウス内を耕したり
しないんです。
その代わり
毎年使っているのは
トラクターよりも小さい
耕うん機。
この耕うん機も借り物です。毎シーズンの定植前にお借りして畝を耕しています
これだって
年に1日もしくは2日で終わります。
私たち夫婦が
農業について初めて学んだのは
高知県の農業研修施設。
そこは高知県が運営している
農業の学び場です。
そう、県の施設ですから、
運営は税金が活用されています。
そのため、
何もかもが全てフル装備なんですよね。
しっかりした造りのハウスに
さまざまな最先端の設備
資材も研修していて
「足りない」ということは
そうそう起きません。
そのため、
近代的な農業を
設備面や資材面などから
知り、体験し、実践して
学ぶことができます。
初めて農業を学ぶ人にとっては
とってもありがたい環境です。
私たちもそういった場で
学べたことに
心から感謝しています。
けれど、
だからこそ、
誤解を恐れずに言うならば
農業の経験が全くない
素人が勘違いしちゃう
そんな側面があると思っています。
それは、
フル装備じゃなきゃいけない!!
と思ってしまうこと。
全てが揃った環境での
農業が当たり前だと感じると
いざ自分が農家として
独立する時に
研修の時と同じように
全てを揃えることが
前提になりやすいんです。
それに、
これから事業を始める人は
全ての人がそうそう潤沢な資金を
用意できるわけじゃありません。
私たちの例でお伝えすると、
研修施設で学んだような
近代的で大規模化を見据えた農業が
したいと思っていた夫は
ハウスの設備や資材を
全て希望通りとまでは
いかなくても
だいたいは
備えてスタートしました。
でも、
その時に備えたものの多くが
今では使ってなかったり
使っても年に数回あるかないかだったり
もっと安価で代用できる
ものに替えたり
そんな状況になっています。
それに、
年に数回しか使わないものって
不具合が起きやすいんです!!
例えば、
昨日から使っている
遮光カーテン。
昨日も使おうとすると
ワイヤーが曲がっていたり
引っかかっていたりして
スムーズに動かない。
屋根の左側。ワイヤーが風など外部の影響により曲がってしまい、遮光カーテンがここで止まってしまうんです
だから、まずは
不具合を治すところから始まります。
なので、使うまでに
ものすごく時間がかかるし
とにかく疲れる。
熱中症対策として
使おうと思って
遮光カーテンを下ろすのに
遮光カーテンの
不具合を治すために
ハウスの屋根のてっぺんに登って
汗をダラダラ流しながら
作業するんです。
これってどうなんだろう??
って、夫婦して思っちゃったんですよね💦
もちろん、使うのが
年に数回だからといっても
必要なものというものがあります。
けれど、
「今の私たちがやりたい農業とは
なんか違うなぁ」
って思ったら
それは違う方法を考えたり
別のものに代替していけば
いいんじゃないかなぁなんて思っています。
そう、
シンプルイズベスト
農業もこれに尽きるんじゃないかと
思うわけです。
もちろん、
農業を志し研修施設で
学んだときは
近代的で大規模化を見据えた
農業を考えていたからこそなので
その時の夫の考えを
否定することはありません。
それに
無駄だったとも思っていません。
実際にやってみたからこそ
分かったことだと思っています。
農業を4年やってきて
夫婦でいろんな体験をして
体感して
それについて事あるごとに
自分が感じていることを
お互いに相手に伝えてきました。
「私たちはどんな人生を歩みたいのか」
「その人生を歩むには
どんな農業の在り方がいいのか」
そんなことについて
とことん話し合ってきました。
そうすることで、
やってみたかった農業も
どんどん変化し
自分たちにとって心地いい
農業の在り方や
規模
そういったことが
だんだん見えてきたんです。
それにともなって
必要な装備もどんどん
変わっていくのは
至極当然のことなんだと
思っています。
そんなことを
これから農業をやってみたいと
考えている方々に
伝えていけたらいいなぁ
そんな想いでこのブログを
書きました。
高知からまごころこめて。