人は生きている間に
人からいろんなものを
もらって生きている。
子どもがいない私に
ある人がくれたプレゼント。
それが今日までの私を
励ましてくれた。
今日はそんなお話。
「自分を生きる」
と決めたあなたを
大空と大地のエネルギー
たっぷりのトマトで応援する
織田トマトの織田茜です。
この季節になると
華やぐのが街や
お店のディスプレイ。
ツリーをはじめ
ライティングなどが
クリスマス仕様になって
それを見てるとワクワクします。
子どもの頃は
私もサンタさんから
いろんなプレゼントを
もらいましたが
大人になってからも
いろいろもらうことが多いんです。
特に初対面の方から(笑)
これまでも
雨が突然降ってきて
通りすがりの方から
「傘を買いすぎた」
とビニール傘をもらったり
講演会場で言葉を交わした方から
「お土産を買いすぎた」
と広島土産をもらったり。
そんな初対面の方から
もらったものの中で
その時からずっと私の大切な
宝物になったものがあります。
それをくれた方との出会いは
高知に向かう特急列車の中。
その方は列車の中で
近くにいた私に
「駅弁を買いすぎたから」
とお弁当をくれたんです。
それをきっかけに
目的地に着くまで
いろんな話をしました。
そして
「子どもの話」
になったんですね。
当時の私には子どもはおらず
これまでの経緯を
その方に話しました。
夫と出会う前から婦人科に
通院していたこと。
そこで私は妊娠しにくい体質
だと分かったこと。
夫が子どもが
とても好きな人だったから
結婚することに躊躇したこと。
そんな私には往々にして
今は高齢出産のケースは
どんどん増えてるし大丈夫だよ。
がんばって!!
とか
やっぱり子どもは
産んだ方がいいよ。
後から後悔しても
遅いんだから
もっとちゃんと
考えた方がいいよ!!
っていう至極当然な言葉が
これまでだったら
返ってきていました。
だけど
その日出会った初対面の方は
これまで私が誰にも
言われたことがない言葉
をかけてくれたんです。
それは
子どもってね
親がこの世のことを勉強し
成長するために
やってきてくれるんだよ。
だから
子どもがいない
あなたたちふたりは
夫婦ふたりでお互いに
学び合い成長し合える
ってことなんだろうね
そんな風に言って
くれた方は初めてで
私は心がとても軽くなったんですね。
それからは
夫婦で切磋琢磨して生きてきました。
そして今
そろそろ夫婦ふたりだけで
生きていくと決める時期に
差し掛かっています。
とは言っても
私たちには人間の子ども
はいないけど
人を體の中から元気にする
そんな子どもたちに囲まれて
日々楽しく夫婦で暮らしています。
夫婦も家族もその数だけ
それぞれのカタチがある
私はそのことを
駅弁をくれた女性から
気づかせてもらい
その言葉によって
私たちらしい生き方を
応援し続けてもらいました。
だから
今度は私からあなたに
この言葉を贈ります。
最後に
駅弁とその言葉をくれたあの方に
ありったけの感謝をこめて。